一難去ってまた一難。耕作放棄地を畑にするために・・・田舎に移住・古民家暮らし⑤

背丈ほどの草を刈り、瓦礫をどけてやっと地面が見え、これで土をひっくり返せば畑ができる!と喜んだのも束の間。

一難去ってまた一難です。

刈った草の間から見えたもの。

それが黒マルチ

あの畑の畝に使われるビニール素材の黒マルチシートでした。

これが、とんでもなく厄介な事に・・・(T_T)

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草の根が絡まりまくった黒マルチ地獄

農地一面に姿を現した黒マルチでしたが。

草がマルチを突き破り、全ての草の根にしっかりと絡まっていました。

そして、重機を入れた為にマルチもブチブチ切れた状態に(汗)

それが全面・・・

耕作放棄地のマルチ

草の根が絡まりまくった見るも無残な千切れたマルチ。

ど~すんの、これ?状態です。

ちょっと引っ張ってみても、土に根付いた草と一体化している為、ビクともしません。

当初、地元の仲介業者の紹介で、田んぼをしておられるご近所さんがトラクターで一気に耕してあげる、と言って下さっていたのですが。

これを見たご近所さん「マルチがトラクターに絡まり故障するかも・・・」と、草刈りの時のシルバー人材センターの時と同様、お断りされてしまいました。

確かに、この状態のマルチを見たら、どんな状態でトラクターに絡まるか分からないですし、高価なトラクターが故障なんて事になったらいたたまれません。

仕方ない・・・

もう、私たちが手作業でやるしかない!

だだっ広い農地の全面に広がった、この厄介な黒マルチ。

超ヤバ、激ヤバ案件です。

耕作放棄地の防草対策は強敵

ススキのような根が大きな塊の株になっている草ばかりで、手では簡単に抜けません。

1つ1つ手作業で草を掘り起こし、マルチを剥がしていくことに。

土も硬く、掘り起こすのに力がいります。

地道な作業を夫婦でコツコツと。

耕作放棄地の開墾1

掘り起こしていって初めて気付いた、さらにさらにヤバイこと・・・

マルチと草の根を取ると、土の一段下にまた黒いヒラヒラが見えてきたんです(汗)

嫌な予感、的中。

マルチの下にさらにマルチを発見!!

なんと、二重マルチになっていたんですよ。

絶句を通り越して驚愕しました。

高齢で畑ができなくなると、防草対策の為に黒マルチを農地全面に張る。

ここまでは普通にありますが。

その後、張ったマルチの下から草が生えてきた
→さらに上からマルチを重ねて張った。

というパターンだと推察。

耕作放棄地、恐ろしや・・・

なんてことだ!

トラクターに入ってもらわなくて良かったです。

マルチを固定していた杭やピンが至る所から出てくるし、それもプラスチックの杭は割れていたり折れていたり粉々になっていたりします。

作業工程は、
草を根ごと堀り起こす
→マルチを剥がす
→根に絡まったマルチをむしり取る
→さらに下の土に埋もれたマルチも剥がす
→マルチ固定の杭やピンを集める
というもの。

私はシャベルで夫はツルハシのような機具を使い、毎日毎日繰り返して、やっとこれだけできました。

耕作放棄地の開墾2

大きなススキの株が所々残った状態です。

全面は無理なので、まずは畑にしようと思っている場所から少しずつ進め、この後は、耕運機を購入してから土をひっくり返せば良いかなと思っていました。

一気に畑感!トラクターの威力

地道な作業を二人でしていると、ご近所のトラクターの方がやって来られて。

「マルチを剥がした所、やってあげるわ」と。

急遽、トラクターで土をひっくり返してくれることになりました!

感謝、感謝です(^^)

耕作放棄地の開墾3

トラクターって凄いですね!

所々に残っていたススキの株も根ごと掘り起こして進んでいきます。

とても力強い。

土が見えたー。

ここまでだけでも感動していたのですが、

耕作放棄地の開墾4

畝まで出来上がってしまいました!!

トラクターって田植えや稲刈りのイメージだったのですが、1台でこんなにできるとは知りませんでした。

ここまで来ると、もう一気に畑感満載です。

あの地道に何日もかけて開墾していた耕作放棄地が、1時間もかからずで畝まで!

もう、時間軸が変な感じになって、若干頭が混乱してしまいます(笑)

この冬は畑をするのは無理だろうと諦めていましたが「冬野菜ができる!」に変わりましたよ。

都会暮らしでは絶対考えもしなかった物事に色々ぶち当たりながら、その都度、試行錯誤しながら進んでいますが、何とかなっています(笑)

とりあえずは、ちょっとずつ広げながら耕作放棄地を畑にしていくつもりです。

まず、この一角を畑にしていきます。

らいすでした。

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耕作放棄地のマルチ
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