ジェノベーゼソースといえばバジルが王道ですが、何年か前からは大葉で作ることが増えました。
バジルがイタリア料理によく使われるハーブなら、大葉は日本のハーブ。
薬味としても日本人の口馴染みが良く、バジルよりお手頃価格で手に入りますしね。
しかも、バジルも大葉も同じシソ科の植物。
爽やかな香りで料理によく使いますが、あくまで影の引き立て役が多くて。
万年脇役から、珍しく大葉が主役レシピです!
大葉の大量消費に毎年手作り。夏になると絶対作りたくなる!
そもそも大葉のジェノベーゼを作るようになったのは、実家から大量の大葉をもらった時でした。
きっかけは夏も終わりの頃、家庭菜園で生い茂っていた大葉がもう季節も終わりなので、抜いて捨てると言った母の言葉からです。
私「いっぱい残ってるで」
母「食べても、そんなにいっぱいいらんねん。他の大葉も全部抜いて、もうその1本が残ってるだけやわ。」
私「ほんなら、いらん分もらって帰るわ~」
母「全部持って行き」
私「いや・・・そこまでいらんわ」
で、ザクザク茎ごと切って、大きな大葉の花束をもらって帰りました。
これは、今回もらった大葉。
いつも茎から切って持って帰り、花瓶にさしてそこから使っています。
最初もらって帰った時は、この倍はありましたね(^_^;)
ワッサワッサのジャングルキッチンでした(笑)
大葉のジャングルになったら、薬味のようにはさすがに使っていられなくて、大葉大量消費メニューに切り替え。
大葉ジェノベーゼはその時から作るようになったんですが、これにはまりましてねぇ。
まぁ何って、美味しいんですよ(^^)
バジルで作るジェノベーゼと遜色なくて。
すっごくお気に入りです。
だから、毎年大葉を茎ごといただいて帰っていますよ。
キッチンのジャングル度は調整しながら(笑)
毎年、新鮮な大葉で作るジェノベーゼソースは夏の楽しみでもあります。
ソースの具材を全部フードプロセッサーで一気に作るので、手間が大嫌いな私でも全然苦にならず(^^)
沢山作って、余れば冷凍庫へ入れていますよ。
毎日は使わないけど、あると便利なキッチン家電。基本、使用頻度の高くないものは、便利であろうが持たない主義です。使用頻度の低い○○専用とかは要らないけど、フードプロセッサーは別。毎日使うわけじゃないけど、これはあると断然手間[…]
夏は大葉が生い茂るので、この夏も何度か堪能できそうです(^^)
大葉の栄養とクルミかカシューナッツの栄養をその時々で合わせる
大葉は、香り付けや薬味的に食べられる事が多いので、栄養効果も少なめで目立つことはありませんが。
実は、かーなーり、栄養価の高い優れた食品です。
少量しか食べないとあんまり栄養効果も得られませんが、大量消費メニューとして大葉を食べると、その栄養をしっかり摂ることができます。
緑黄色野菜の大葉は、βカロテン量が飛び抜けて多く、野菜の中でNO.1。
あの野菜の王様、モロヘイヤよりも多く、にんじんやほうれん草も足元にも及ばない程です。
抗酸化作用に優れ、免疫力も高めてくれます。
カルシウムも野菜の中ではトップクラスで多く、ビタミンKもNO.1。
骨の栄養に良い感じです。
これにビタミンDがあれば完璧。
他にも、鉄、亜鉛、カリウム、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB群、葉酸、不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
大葉の爽やかな香りには、殺菌作用や食中毒予防の効果もあります。
何て凄くて素敵なんだ、大葉さん!
大葉のジェノベーゼを作るのに入れるナッツは、クルミかカシューナッツ。
クルミは、多価不飽和脂肪酸が他のナッツよりも沢山含んでいます。
人の体内では合成できないので、食事から摂らなくてはいけない必須脂肪酸である多価不飽和脂肪酸は、高血圧の予防、悪玉コレステロールの改善作用があります。
ただ過剰摂取も問題になっており、n-3系脂肪酸(DHA・EPA)とのバランスが大事ですね。
カシューナッツの特徴としては、ナッツの中でも脂質の量が少なく、亜鉛、鉄、銅、マグネシウム、パントテン酸、ビオチンなどミネラルを豊富に含んでいます。
たんぱく質も豊富なので、亜鉛と併せると免疫力アップ。
鉄分も不足しがちな栄養素ので、鉄が含まれている所もカシューナッツは良いですよね。
ビオチンは白髪・ハゲ予防にも!
白髪を抑えたい私と夫のハゲ予防も兼ねて、我が家はどちらかというとミネラル豊富なカシューナッツ派。
丁度、ナッツが2種類あったので、両方作っておきました(^^)
左がカシューナッツ、右がくるみを入れて作ったものです。
見た目は、カシューナッツの方が白っぽくてしっとり感があります。
カシューナッツの方が脂質が少ないのに何でだろう・・・
めちゃ簡単、大葉ジェノベーゼソースの作り方
ナッツは、カシューナッツで書いていますが、クルミや松の実など好きなものでOKですよ。
〈材料〉
・大葉・・・約50g
・カシューナッツ・・・70g
・にんにく・・・3片
☆オリーブオイル・・・大5
☆溶かしバター・・・20g
☆粉チーズ1/3カップ
☆塩小1/2
材料全てフードプロセッサーにかけ、細かくする。
大葉の量が多いので、2~3回に分けて追加しながらかけました。
ジェノベーゼソースはこれで完成。
一瞬で終わりです。最高!(*^_^*)
今回は、大葉のジェノベーゼパスタにしました。
茹でたパスタにソースをたっぷり混ぜ合わせるだけで、とっても美味しい(*^_^*)
使う分だけ取り分けて、残りはラップに包み保存袋に入れて冷凍庫へ。
安くて美味しくて、栄養バツグンの大葉ジェノベーゼソースは沢山作ったら、冷凍保存ができるので、多めに作っておいてストックしておくと違う料理にも使えて便利ですよ。
パスタはもちろん、鶏肉やじゃがいもとも相性が良く、新たな味付けも要らず和えるだけで1品出来上がるのも、時短・簡単料理には嬉しいですね。
パンに塗るだけでもOKだし、マリネに混ぜても良く、カルパッチョソースにしても美味しいです。
魚のムニエルのソースにも使ったり、結構使えますよ。
大葉を沢山ゲットしたら、是非お試し下さいませ(^^)
らいすでした。
参考資料:
野菜類/しそ/葉/生|食品成分データベース
種実類/カシューナッツ/フライ/味付け|食品成分データベース
種実類/くるみ/いり|食品成分データベース
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