砂糖代わりの甘酒の作り方。もっと甘く作るには?発酵の力で自然な甘さを引き出す方法

甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養豊富で、美容や健康に良い発酵食品です。

でも「もっと甘く作るにはどうすればいいの?」と思ったことはないですか?

料理やお菓子作りにも使える、砂糖代わりに使える甘酒

今回は発酵器を使って、甘酒をより甘く作る方法を検証しました。

砂糖代わりに使えるほど甘い甘酒を作るには、お米の種類や炊き方で違いが出るのか?

「ごはん」「お粥」「もち米のお粥」の3パターンで仕込み、糖度計でしっかり測定!

果たして、一番甘くなるのはどれなのか?

気になる結果と、その作り方をぜひチェックしてみてくださいね。

📺 まずは動画でチェック!👇 実際の作り方や糖度測定の様子を 動画で詳しく解説しています(^^) こちらからご覧ください♪

甘酒の甘さを左右するポイントについて、詳しく解説していきます。

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甘酒の甘さを左右するポイント

甘酒の甘さを決める鍵は、「デンプンの種類」と「糖化の進みやすさ」です。

お米のデンプンは アミロースアミロペクチン で構成されています。

うるち米(普通の米) :アミロペクチン約80%、アミロース約20%
もち米 :アミロペクチン100%

アミロペクチンが多いほど粘り気が強く、甘味を感じやすくなります。

つまり、もち米はアミロペクチン100%なので、麹の酵素で分解されやすく、糖化が進みやすい=より甘い甘酒ができる可能性が高い!

また、米粒のままよりも、糖化が進みやすい「お粥」にしてから発酵させた方が甘くなるのでは?

という仮説のもと、実験を行いました。

糖度比較実験!どの甘酒が1番甘い?

<実験方法>
1.ごはん米のお粥もち米のお粥
の3パターンで甘酒を作成
2.温度57℃で8時間発酵
3.それぞれの甘酒の糖度を測定

<糖度測定結果>
・ごはん甘酒 → 糖度 39

米のお粥甘酒 → 糖度 40
・もち米のお粥甘酒 → 糖度 42

もち米のお粥が最も甘い!

でも、意外と僅差ですね。

そこで試食で甘味の感じ方も比べてみました。

📺 実際の測定の様子はこちらの動画でチェック! 🔗 YouTube動画はこちら

<実際に飲んでみた感想>
ごはんで作った甘酒はすっきりとした甘さ、もち米のお粥の甘酒は よりねっとりしていて、甘さを強く感じる という結果に。

アミロペクチンの影響で、舌に甘さが残りやすいようです。

砂糖代わりに甘酒を使いたい場合は、少しでも甘く作るために もち米のお粥甘酒 を選ぶのがベスト!

もち米お粥の甘酒の作り方・レシピ

<材料>
・もち米:100g

・水:450ml
・米麹(乾燥):150g

甘酒材料

❶もち米のお粥を作る

もち米をサッと洗い、鍋に入れる。

水450mlを加え、中火にかけて炊く。

白く煮立ってきたら、鍋底にくっつかないように混ぜる。

沸騰したら弱火にし、蓋を少し開けた状態で18~20分コトコト炊く(ふきこぼれ注意!)

❷お粥を冷ます

熱々のまま麹と混ぜると酵素が失活するため、60℃以下まで冷ます。

(温度計があると便利)

❸麹と混ぜて発酵開始

消毒した容器にお粥を入れる。

麹を加え、よく混ぜる。

発酵器を57℃に設定し、12時間発酵。
(12時間発酵(糖度43)の方が糖度が上がった為、こちらでしました。8時間でもOK!)

保存は冷蔵で1週間程度。

冷凍保存も可能。

ブレンダーやミキサーで滑らかにすると使いやすい。

甘酒

甘くて濃厚な甘酒が完成!

📺 もっと分かりやすく知りたい方に 🔗 YouTube動画はこちら

今回の実験で分かったことは…

★ 甘酒の甘さは、お米の種類と炊き方で変わる!
もち米のお粥が最も甘く、舌でも甘さを強く感じる!
発酵時間を延ばすと糖度も少しUP!(8時間→12時間で糖度43

砂糖の代わりに使えるくらい甘くて濃厚な甘酒を作るには、「もち米のお粥甘酒」がベスト!

料理やお菓子作りにも活用できるので、ぜひ試してみてくださいね♪

もっと甘い作り方はないか、さらに研究してみようと思います(^^)

らいすでした

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