この頃めっきり朝晩が秋らしくなってきましたが、この夏は超ドタバタ・・・
怒涛のごとく移住先が決まり、引越しとなりました。
同じ関西圏ですが、田舎に移住してきました!
都会から地方へ移住決断
田舎への移住は、以前からずっと考えていたことでした。
「移住」とまで大げさでなくても、実家のように庭で「無農薬野菜を作りながら、暮らしていきたい」と思っていました。
大阪のマンション暮らしには到底叶わない夢でしたが、コロナ渦に突入し、世の中のおかしな色々に気付き出すと・・・
都会ヤバ!
になりませんか(笑)
マンション暮らしでは、日に日に増える備蓄の置く場所もままならなくて。
最近の地震の頻繁さに加え、今後起こりそうな食料危機に備えて備蓄食品を去年から順次揃えてきました。今は新しい物と入れ替えながら、ローリングストックで備蓄している状態です。マンション暮らしということもあり、収納的にあまり多くの備蓄品[…]
頻繁に起こる地震からの防災備蓄であったり、次々と発表される値上げ対策であったり、人により備蓄する理由は色々ありますが。最近もマクドナルドのポテトが再開されたばかり。で、次はモスバーガーもポテトが販売制限中です。1社、2社のポテ[…]
マンションに置けないものは、両実家に少しずつ分けて置かせてもらうようにまでなっていました。
世間のマスク着用率100%の段階からマスクを外し、せっせと備蓄をし、畑をしたいと言い出す私は理解されない存在。
もうね、備蓄を持って行くのもすっごく肩身が狭い(苦笑)
でも、人生何があるかわかりません。
コロナの影響で夫の仕事が廃業になり、それを機に移住しよう!となりました。
夫の会社もそうですが、コロナの助成金でもっている会社は少なくないので、今後、倒産や廃業が相次いで出始めると思います。
首の皮一枚で繋がっている、自転車操業の会社は相当厳しい。
そうでなくても、止まることのない物価上昇で生活が苦しくなるのに加え、経済崩壊も来そうな雰囲気ですから、野菜を自家栽培し半自給自足の生活をすることは、自分や家族の身を守ることにも繋がります。
備蓄はあくまで大変な時のその場しのぎでしかありません。
その後を考えると、どうしても自分たちで生み出していく仕組みを作る必要があります。
田舎暮らし・農ある暮らしへ時代はシフトしつつある
最近、田舎の古民家暮らしはちょっとしたブームですね。
TVでも田舎暮らしの番組が増えました。
移住先の家を探し始め、不動産や市の担当者など様々な方とお話をさせていただいた中で強く感じたのは「今、田舎物件は売り手市場である」ということ。
ある市の不動産会社の社長は「少し前までは絶対に売れなかった物件が、今ではこんな物件でも良いのか?というものまでがバンバン売れていく」と、はっきりと言われておられました。
コロナ渦で在宅勤務が可能となったことが大きく影響しており、東京23区などからの移住者への支援もあったのでそれも後押ししている感じはします。
そして、私たちのように「都会ヤバ!」となった人が早急に動き出したのでしょう。
都会を離れて地方へ移住。
田舎暮らし・農ある暮らしへ、気付いた人たちから始めています。
実家のご近所さんで畑をしているのを見ていても、みんな70代、80代、はたまた90代にまでと高齢化しています。
「野菜はスーパーで買えば良い」が、いつまで続けられるのか。
野菜作りを担ってくれているおじいちゃん、おばあちゃんが元気なうちは今のままでも問題ないですが、このまま若い人たちが農から離れる生活をしていると10年後には日本の農家はほぼなくなっていくでしょう。
国産の農作物を食べられる日は、そう遠くない未来には来なくなります。
ただでさえ食料自給率の低い日本は、ますます輸入大国に拍車がかかります。
もし、戦争や紛争が近くでおきた場合、はたしてその輸入は滞りなくスムーズに日本に届くでしょうか。
気象変動・異常気象からの作物の不作などで、国によっては輸出を止めた物も出てきています。
そのしわ寄せは、円が弱くなっている今、輸入大国の日本が世界市場で買い負けるとどうなるでしょう。
自分たちで食べる分だけでも自給自足していこう、そう思い田舎へ移住する人も多いはずです。
都会ではなかなか実現することが難しいですもんね。
私たちも引越す時には、コンビニもスーパーも近くにない田舎へ引越すなんて、と言われたりしましたが、きっとどこかでこの現象はひっくり返ると思っています。
田舎が良い!に、どこかの時点でなるように思いますよ(^^)
移住先の探し方
実家の田舎に暮らせるアテがある、という方は別ですが、そうでない場合移住先を決めなくてはいけません。
その場合当然ですが「どこに移住するか」から始まりますよね。
私たちは、特にここに住みたい!という場所がなかったので、探すのが広範囲に渡り大変でした。
本当は、どっちかの実家近くが良かったのですが、両方とも不動産価格が高く空き家バンク登録もありませんでした。
なので、帰れる範囲の近畿圏内の場所で探す、ということに。
でも、これでも市町村を限定していないので、結構大変・・・
候補となる市町村を片っ端から調べることから始めました。
全国の情報が載っている自治体支援制度検索JOINは、広範囲で調べたい方は参考になるかと思います。
自治体支援制度が見れたり、地域おこし協力隊の募集があったりしますよ。
支援制度は、自治体によって全く異なりますので、見比べたりするのも良いです。
来てほしい自治体ほど手厚い制度があり、実際、物件を見に行くと、そういう自治体ほどウエルカムな雰囲気をとても感じました。
物件は、空き家バンクや地元不動産会社が扱っています。
空き家バンク登録方法も自治体によって様々です。
全国の自治体が集まって合同説明会もあったりするので、気になる市町村のブースに行ってお話を聞いたりするのもオススメですね。
そして、ネットで毎日空き家バンクの新着物件をチェックして、気に入った物件があれば即コンタクトを取りましょう。
写真や動画を見て気に入ったと思ったら、他の方も気に入っている可能性が大。
人気の物件は予約がいっぱいで、見学に行く頃には成約済みになってしまうことも多々あるからです。
物件を見てまわっている内に、ピン!とくる古民家に出会えますよ(^^)
私も最初に見た瞬間「あ、ここだ」と思いました。
昔ながらの田の字作りの和室になっていて、とても広々しています。
基本、空き家バンクは見に行く予約をした順番で成約に至ります。
先に見た方が悩まれている間に、後からの方が成約をしたくてもできない仕組みが多いです。
その辺は、不動産会社とは違い、自治体主体であることで公平性なのかなと思います。
私たちは見つけてすぐに予約を取れたので、1番目に家を見に行くことができてラッキーでした。
南向きの家で、地続きの畑もあり、まさに私たちが求めていた理想的な古民家。
長年、空き家だったので掃除や手入れをしていく必要はありますが、とてもしっかりしている家なので大切に住んでいきたいと思います。
空き家バンクで購入する古民家は、修理が必要だったり、農地も荒れ放題だったりします。
そこを手入れしながらの暮らしには、費用もかかる。
地方は、スーパーもコンビニも病院も近くにない。
それでも田舎へ移住しなければ、今後の生活が相当厳しくなる可能性が高い、と判断したから地方移住に踏み切りました。
車や救急車の音で溢れた都会から、今では虫の音の大合奏です(^^)
しばらくは、環境が変わった子どものことを最優先に、家のことはボチボチやっていきます。
田舎の古民家暮らしのリフォームや修理、荒れた農地の整地などについても実情をお伝えしていきますね。
らいすでした。
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